親は勉強を教える必要があるのか?
よくある中学受験の話題として「親は勉強を教えるのか?」があります。
これは、例外なく我が家でも議題に上がりました。
結論から言うと、我が家では「教えた」です。
インターネットを検索したり、塾に聞いてみると、大抵の場合は「勉強の指導は塾にお任せください、家庭では、勉強時間や、睡眠時間など生活について、しっかりお願いします。」と言われるようです。
我が家も、中学受験で間違った教え方をしたら、逆に足を引っ張ってしまうと考え、親は勉強の指導はしないことを決め、わからない問題がある場合は、塾で先生に質問しなさいと伝えていました。
しかし、我が家のボン君は、先生に質問することが苦手なようで、できない問題があると、やる気が全く無くなってしまうということが度々ありました。
何度も、先生に質問しなさいと促すと、しぶしぶ聞いてはくるのですが、完全に理解していないのに、わかったような感覚で帰ってきてしまうため、説明もできなければ、もう一度、解くこともできません。
これは、慣れや意識改革によって改善できることではありますが、問題が難化していくにつれ、家庭学習の効率がガタ落ちになってきました。
もう一点、塾の先生も忙しかったり、指導レベルもバラバラであり、教え方に満足いかない部分も正直ありました。
そして、ある日から、親も勉強を教えることを受け入れ、受験勉強へ、より深くハマっていったのです。
先生に聞いてもよくわからない・・・。
時間もあまりないし、何回も聞けない!
実際に教えられるのか?
我が家では、両親ともに学歴がある訳でもなく、受験勉強とは無縁の生活をしてきました。
そんな親が、中学受験の勉強を教えられるのか?これが、まず一つ目の大きな問題です。
私は、昔から勉強も運動も、何でもそつなくこなすことができるタイプで、難関と呼ばれる試験を受けたこともないので、勉強をしたという記憶が、ほぼ無いのです。
もちろん、社会に出てからは、必要なことは自主的に学び、その都度、能力を身に着けてきましたが、コツコツと長い期間をかけて学ぶということを経験していないので、受験勉強を教えるには大きな不安がありました。
妻(ぼん子)も同様に、必要以上に勉強をしてきたわけではなく、長い期間を専業主婦として過ごしてきたので、心配なようです。
教えられるかな・・・。
実際には、中学受験が終わるまで専業主婦を続ける予定のぼん子が、勉強を見たり、スケジュールの管理をすることが多くなりますので、不安そうでした。
首都圏の高偏差値の中学受験とはレベルも異なり、地方の中学受験の問題は、それなりにレベルは下がります。
中学受験を目指さない小学生にとっては、1問も解けない問題ではありますが、大人であれば、よく考えれば十分に解ける問題です。
子供が手を付ける前に、予習をしておく必要はありますが、お手上げといったことは、ほぼありませんでした。
私も慣れてくると、ボン君が解けない問題の予測がたち、問題を解く時間も、かなりの精度でわかるようになりました。
更に、ほとんどの問題が初見で、すぐに解けるようになりました。
もともと、算数も国語も苦手と思ったことはなかったので、すぐにコツを掴むことが出来たのかもしれません。
自分が解くことで、ボン君が引っかかる部分がわかるよ
わからないところを教えるだけのつもりが、ボン君の能力が精度良くわかるようになり、スケジュールや勉強の仕方をどんどん工夫できるようになったのは、とても大きな副産物でした。
結果的に、我が家では、両親がわからないところを教えることにより、勉強効率は格段に上がりました。
家庭によって、結果は異なりますが、子供の躓いている理由もわかるようになるので、自分も問題を解いてみることは非常に有効だと思います。
コメント