志望校をよく考える!
我が家の中学受験では、過去の記事(地方の中学受験を知る!、地方中学受験の学力は?)で書いたように公立中高一貫校、もしくは国立大学附属中学校の2択でした。
首都圏と異なり、地方では私立中学校の学力よりも公立中高一貫校、国立大学附属中学校の方が学力が高い場合も多いと思います。
現在、住んでいる地方でも、国立大学附属中学校 公立中高一貫校 私立中学校 公立中学校といった感じです。
その中で、学力、費用の面で選択したのが公立中高一貫校でした。
しかし、受験勉強を続けているうちに、迷いがでてきました。
迷った理由としては、公立中高一貫校の「適性検査」と、高校へ進学するときの選択肢です。
まだ、将来の夢も決まっていないし、中学生は大人に成長する時期なので、もう一度、自分で選択できるといいかも!?
公立中高一貫校で良いのか?
ご存じの方も多いと思いますが、公立中高一貫校に入学するためには、私立中学のような科目試験ではなく「報告書」「適性検査」「作文」「面接」を実施し、合格する必要があります。
自治体により問題は異なりますが「適性検査」では、国語、算数だけではなく、理科、社会、音楽、家庭科、英語などの基礎問題から複合問題までが出題されます。
(詳しく知りたい方は、公立中高一貫校 適性検査で調べてください)
ボン君が通っていた塾では、5年生の段階で算数と国語のみを勉強していました。
これが、6年生になると他の教科+作文、面接まで行います。
受講生も1.5倍~2倍まで増えるようで、体力的にも、精神的にも負担が目に見えて増えていくのです。
他の教科まで勉強するのはキツイかも・・・。
ボン君は、決して要領が良いわけではなく、とにかく復習の繰り返しで身につけるタイプなので、応用力や想像力の必要な作文と面接が極端に苦手でした。
公立中高一貫校の倍率は2.5~3.0倍程度となりますが、この中には記念受験のような受験生も一定数含まれるため、実際に合格する子の倍率は2.0倍を下回る気がします。
実際に受験する公立中高一貫校の高等部は、周辺地区ではトップ3に入る進学校ですので、学力としては問題ありませんが、中学生活の3年間で、新たな選択肢が出てきたり、家庭の事情があったりと6年間、同じ場所に通う問題点も気になってしまいまいした。
国立大学附属中学校に決めた!
通っていた学区の公立中学校は、評判も良く、多くの子が進学校へ入学していることもあり、悩みました。
かと言って、せっかく受験勉強を続けて、結果もでてきたのに、受験をやめることは親も子供も望んでいません。
そこで、新たに選択肢に上がったのは、国立大学附属中学校です。
ここまで、一生懸命がんばってきたのだから、挑戦したいよね!
この国立大学附属中学校は、定員の少なさも相まって、県内では最難関とされています。
しかし、試験科目は国語と算数、そして面接です。
面接の不安はありますが、それは、どこを受験しても必要なことですので、考えても仕方ありません。
国語と算数は、小学5年生でみっちり基礎をやったので、小学6年生からの進路変更にも対応できそうです。
試験は国語も算数も、ほぼ記述式のみで、説明や応用が必要な高難易度の問題です。
(ただし、首都圏の私立のようなレベルではありません。)
受験を決めた頃には、国立大学附属中学校は無理だと諦めていましたが、今の学力であれば勉強科目を絞り、
ひたすらに復習を繰り返すスタイルで狙えるのではないか?と考え直しました。
国立大学附属中学校からは、エスカレータ式に高校へ上がることはできませんが、県内トップの高校へ5~7割程度進学しているようです。
もちろん、公立中高一貫校の高等部へ入学することも可能です。
やりたいことが見つかれば、工業、商業なども選択できます。
なんだか、全てがうまくいくような気持ちになり(甘い)、家族で相談を重ね、国立大学附属中学校への受験を決意しました。
こうして、小学6年生から、ボン君の目標は国立大学附属中学校に変わり、塾も国立大学附属中学校受験コースへと移りました。
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